世界一感動的なミステリーサークル
2011年06月27日
世界一感動的なミステリーサークル
イギリスを中心に世界中で見られる、穀物の畑が倒される現象、またはその痕跡をミステリーサークルという。円形を複雑に重ね合わせた模様を、海外ではクロップサークルとも言う。
原因不明の現象で、一説ではUFOの仕業と考える向きもあるようだ。
最近、北アイルランドの畑で巨大なクロップサークルが出現した。しかしこれは、UFOの仕業ではなく、ここの畑の農夫が自ら描いたものだ。そこに綴られた文字は、亡き妹を偲ぶメッセージ。いわば世界一感動的なサークルなのである。
このメッセージを描いたのは、北アイルランドで農家を営むエドワード・ヘンリーさんだ。彼は10ヶ月ほど前に妹のエリザベスさん（46歳）を乳がんで亡くした。 彼女を亡くした喪失感は堪えがたいもので、ヘンリーさんにとって居た堪れない日々が続いた。気持ちを切り替えようにも、家族として共に生きた日々が蘇り、どうすることもできない。
今月に入ったある日のこと、いつものようにお墓に花を捧げようと思ったのだが、それだけでは自分の気持ちが伝わらない気がしたという。エリザベスさんの魂が真に慰められ、そして、今ここに自分が生きて愛しているのだと伝えたい気持ちになった。
そこで彼は、畑の一角に巨大なメッセージをつづることを思いついたのだ。大きな文字を描けば、きっと彼女の目に留まるのではないか、そう考えたそうだ。彼が書いた文字は「愛するエリザベスへ」。そしてハグとキスのマークを描いた。
当然ながら、このメッセージをエリザベスさんが見ることは叶わない。しかしながら、ヘンリーさんの思いは届いているのではないだろうか。
ロケットニュース24
スケールの大きいメッセージですね。妹さんには必ずこのメッセージは伝わります。また、お兄さんが望めば必ず何らかのかたちで妹さんからのメッセージを受け取ることもできます。
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