「美人は有利」ってホント? 就活地獄の都市伝説


2010年10月31日

 「美人は有利」ってホント? 就活地獄の都市伝説

 就活は顔が命? 

 大手IT企業の女子内定者の顔写真が先日、ネットに流れ、その美人ぶりが話題になったが、就活にまつわる「都市伝説」でも「顔採用は存在する」は1位に輝いている。それどころか、「顔で不採用」の方が実態を反映しているという指摘もあるのだ。"就活女子"は、容姿も能力と割り切らなければならないのか。

  10〜60代の男女を対象に「思わず信じてしまう就職活動の都市伝説」を調査したのは、ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナント。  

 1位は「顔採用--」。信じたくはないが、キャビンアテンダントや受付嬢の整った容姿をみると、全否定はできそうにない。それどころか、就職先として人気が高い旅行会社の採用経験者もこう明かす。  

 「顔採用とはいいませんが、男女問わず『顔不採用』はあるかもしれません。法人営業や店頭の接客で客観的に見て明らかに容姿が劣る人は、第一印象で大きなビハインドを背負います。もちろん、それを上回る個性や能力があれば問題はないのですが、結果として、内定が少なくなるのは事実です」

 太っている学生も「自己管理ができない」との理由で、評価が大きく下がるという。  容姿での採用といえば、大手IT企業の女子内定者が内定式などの様子をブログで公開。モデル級の美人ぞろいだったことから、「××(IT企業)リア充過ぎ」「顔採用しすぎ」とネットユーザーの注目を集めた。  

 ちなみに「リア充」とはネット用語で、モテない人が現実の世界で異性にモテる男女をうらやむことを指す。  同社の元社員は「創業者の考えに『美人は営業ができる』という基準があるので、女子社員に美人が多くなるのは必然」と、こう説明する。  

 「一般論としてルックスがいい若者は社交的。初対面の人とうち解けるのも上手というのが人事の基本方針で面接官にも徹底されている。歴史も体質も若い会社なので社員の見た目が華やかなことも含め、ひとつの企業文化と考えてほしい」  

 この創業者の妻も元社員というから、さぞ美人なのだろう。


 ただ、すべての企業がこうだと悲しい。『就活のバカヤロー』(光文社新書)の著者でジャーナリストの石渡嶺司氏は「くだんのIT企業は極端な例」と一笑に付す。  

 「採用担当者が、社内で『美人だから採用した』と言われるのを恐れ、容姿のいい女子学生を落とす事例もあります。美人は打たれ弱いという印象を持たれやすいことから、就活にマイナスと感じる女子学生も多く、十把一からげに『美人は有利』とは言いにくい。営業や接客の職種でなければ、容姿以上にアピールできる個性を磨くことが重要です」  

 若者よ、顔で選ぶのなら、こちらからお断り--。そう言い切る度胸を持とうではないか。

 by Business Media 誠

区切り

 就職にまつわる都市伝説は本当に存在するのでしょうか。相手への第一印象はとても大事だと思いますが、それは決して容姿だけではないのではないでしょうか。その人から発する空気やオーラなどは目には見えなくても相手には伝わる要素だと思います。人間、外だけでなく内面も磨かないとダメですよね。

 (開運編集部 F)    タイトル 都市伝説

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