朝鮮時代の武具が靖国神社に

2010年12月05日



 朝鮮時代の武具が靖国神社




 韓国国内ではなかなか見られない文化財  



 太平洋戦争当時のA級戦犯が合祀(ごうし)されている靖国神社
に、朝鮮時代の将軍が使ったよろいやかぶとが所蔵されている事実が確認された。また、韓国には一つも残っていないと思われる、朝鮮時代の実戦用の弓が所蔵されている事実も明らかになった。  



 靖国神社
は、遊就館(遺物の展示施設)で開催されている特別展「神風」で、このよろいやかぶと、実戦用の弓を展示している。展示は今月8日まで。  



 かぶとの額の部分には、軍の最高指揮官を意味する「元帥」という文字が刻まれており、かぶとの上には金色の竜と鳳凰をかたどった彫刻が施されている。よろいの横の部分の開き方などから見て、18−19世紀ごろに作られたものと推定される。  



 このよろいとかぶとは、保管状態や製造年代などを考慮すると、韓国でもなかなか見られない文化財的価値を持っている、と専門家たちは評価した。キム・ビョンリュン軍事編さん研究所客員研究員は、「韓国の研究者が、1968年に靖国神社からモノクロ写真の提供を受けたことがあり、所蔵の事実そのものは知られていたが、実物が確認されたのは初めて。朝鮮時代の軍事文化の研究上、大きな価値がある」と語った。  



 遊就館によると、このよろいとかぶとは、1885年に日本軍の大尉・磯林真三名義で寄贈されたものだという。磯林大尉は、甲申政変で1884年12月7日に焼き討ちされた京城(現在のソウル)の日本領事館で死亡した。  



 よろいやかぶとと共に展示されている弓は黒く塗られており、糸などを何度も巻き付けた痕跡がはっきり残っていることから、実戦用だった可能性が極めて大きい。「朝鮮弓」という説明が横に付いている。現在、韓国国内に残っている朝鮮時代の弓は習射(演習)用か、特殊な形態のものだけだ。



 東京=辛貞録(シン・ジョンロク)特派員 朝鮮日報朝鮮日報日本語版  



 朝鮮日報



区切り



 お隣の国の貴重な文化財靖国神社
にあるんですね。歴史的に寄贈された品のようですが実践用かもしれないなどまだまだ研究の余地がありそうです。



 (開運
編集部 F)    タイトル 神社






開運
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